2024年、吉田鋼太郎が新たに立ち上げる
【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】
第一作『ハムレット』の幕開けと共に
新たな伝説が始まる
当日券情報 |
開演の 1 時間前より当日券受付にて販売いたします。
※前売券は公演前日までインプレサリオ ON-LINE チケットにて販売しております。
【注意事項】
※当日券で販売するお席は追加席(補助席・立見券)のみの場合もございます。
補助席 13,000円/立見券 7,500円
※若干枚数のため、お一人様 1 枚限りとさせていただきます。
※お支払いは現金のみで、クレジットカードはご利用いただけません。
※先着順となり、ご希望の方多数の場合はお並びいただいてもお買い求めいただけない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
イントロダクション |
蜷川幸雄のもとでシェイクスピアの全37戯曲を完全上演することを目指し、1998年のスタート以来、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。シリーズ完結間近でこの世を去った蜷川幸雄から芸術監督のバトンを引き継いだ吉田鋼太郎は、2017年から残された5作品を見事に上演し、23年2月に『ジョン王』をもってシリーズを完結させた。だがその後も、シェイクスピア作品を長年愛し続けてきた吉田ならではの解釈と、エンターテイメント性を意識した演出で高い評価を得た吉田のもとには、新たなシリーズを望む声が多く寄せられていた。
そしてついに、24年5月、吉田鋼太郎が新たに立ち上げる【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】が始動する。
その記念すべき一作目に吉田が選んだのは、シェイクスピア不滅の金字塔『ハムレット』。また、そのタイトルロールを担うのは、吉田からの信頼も厚く、満を持して大役に挑むことになる柿澤勇人。ほか、ハムレットの恋人・オフィーリア役に北香那、ハムレットの親友・ホレーシオ役に白洲迅、オフィーリアの兄・レアティーズ役に渡部豪太、ノルウェー王子・フォーティンブラス役に豊田裕大、オフィーリアとレアティーズの父でありデンマーク王の顧問官・ポローニアス役に正名僕蔵、ハムレットの母・ガートルード役に高橋ひとみなど、新シリーズの開幕に相応しい清新な顔合わせが実現した。
キャスト |
柿澤勇人
北 香那
白洲 迅
渡部豪太
豊田裕大
櫻井章喜
原 慎一郎
山本直寛
松尾竜兵
いいむろなおき
松本こうせい
斉藤莉生
正名僕蔵
高橋ひとみ
吉田鋼太郎
ストーリー |
デンマーク王国では、2ヶ月前に王が亡くなり、先代の王の弟クローディアスが王に即位。そして、先代の王妃ガートルードはクローディアスと再婚する。父の死の悲しみも冷めぬ間に母が叔父と再婚したことに、王子ハムレットは憤りを感じていた。
ある日、従臣から亡き王の亡霊が夜な夜なエルシノアの城壁に現れるという話を聞き、ハムレット自身も確かめに行く。父の亡霊に会ったハムレットは、父の死はクローディアスによる毒殺であったと告げられ、復讐を決意する。
やがて、叔父クローディアスが父である王を暗殺した確かな証拠を掴んだハムレットは、王妃ガートルードとの会話を盗み聞きしていた侍従長ポローニアスを、クローディアスと誤って刺殺してしまう。ポローニアスの娘で、ハムレットの恋人であったオフィーリアは、悲しみのあまりに正気を失い、川で溺死してしまう。
ポローニアスの息子であったレアティーズは、父と妹の仇をとろうと怒りを募らす。クローディアスはハムレットの存在を恐れ、復讐心を持ったレアティーズと結託してハムレットを剣術試合に招き、毒剣と毒入りの酒を使って殺そうと画策する―。
公演概要 |
公演日程 |
2024年6月15日(土)12:30 2024年6月16日(日)12:30 |
会場 |
J:COM北九州芸術劇場 大ホール (北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11リバーウォーク北九州内) |
料金 |
S席 13,000円/A席 9,000円 ※全席指定・税込 ※未就学児入場不可 ※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。 |
発売日 |
2024年2月3日(土)12:00~ ◆一般発売日 2024年3月17日(日)10:00~ |
プレイガイド |
チケットぴあ(Pコード:524-424) ローソンチケット(Lコード:83558) |
主催 | RKB毎日放送/インプレサリオ |
提携 | 北九州芸術劇場 |
制作 |
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ |
お問合せ |
info@impresario-ent.co.jp (092-600-9238) |
出演者コメント |
■柿澤勇人(ハムレット役)
「ハムレット」という役は僕にとってプレッシャーでしかなく、僕が持っているものや今まで経験してきたこと全てを出しても敵わない大変な役だと思っています。
生半可な気持ちで出来るものではありません。
全身全霊で挑みたいと思います。
劇場にてお待ちしております。
■北 香那(オフィーリア役)
舞台の上でオフィーリアとして演じることが出来ると思うと、今から本当にワクワクして仕方がないです。本公演を観てくださる皆様の心をどのくらい動かすことができるか、ということが自分の中で目標になっています。吉田鋼太郎さんはじめ、素敵なキャストの皆様と一緒に一歩一歩前に進めるよう、自分を奮い立たせて頑張っていきたいと思っています。
■白洲 迅(ホレーシオ役)
またひとつ大きな挑戦をさせていただけることを本当にありがたく思います。
僕にとって初めてのシェイクスピア作品であり、それが『ハムレット』であるということ、とても身の引き締まる思いです。鋼太郎さんとは何年もドラマでご一緒させていただいていますが、そんな鋼太郎さんに演出をしていただけることが本当に楽しみです。稽古に励みながら、ハムレットの世界に没入していけたらなと思っております。皆さんもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
■渡部豪太(レアティーズ役)
『ハムレット』という大作に、レアティーズという大役でこの度出演することになりました。役者としてシェイクスピア作品に携わることが出来てとても嬉しいです。とても険しい道のりだとは思いますけれども、楽しく前を向いて、今の私にできることを精一杯出し切りたいと思います。
■豊田裕大(フォーティンブラス役)
初めての舞台で、初めてのシェイクスピア作品で、わからないことだらけです。一方で、映画やドラマの現場との違いも興味深いです。不安や緊張だけでなくワクワク、たくさんの気持ちがすでに溢れています。その気持ち全部をこれから演じるフォーティンブラス役にぶつけて、一生懸命作り上げていけたらと思っております。
■正名僕蔵(ポローニアス役)
2年前に『終わりよければすべてよし』で初めて吉田鋼太郎さんの演出を受け、舞台の楽しさを改めて教えていただきました。そんな鋼太郎さんの演出で、しかもなんと『ハムレット』に参加できることが非常に嬉しいです。と同時に私は役を全うできるのか、という不安と恐怖が裏側にあり、武者震いが止まりません。恐らく観客の皆さまも並々ならぬ期待を持って劇場にいらっしゃると思われますので、我々もさらに並々ならぬ熱量を持ってお迎えしたいと思います。どうぞご期待ください。
■高橋ひとみ(ガートルード役)
長くお仕事をさせていただいておりますが、シェイクスピア作品は初めてです。自分が出演できるなんて、本当に夢のようです。今までたくさん観させていただいてきた分、どうしようどうしよう、ワクワク、ドキドキ、楽しみ、大きなことが待ってる、と、色々な感情が溢れておりますが、、、やっぱり喜びですね。この年齢になっても、初めてのことがまだまだあるんだなと思うのと同時に、鋼太郎さんの上演台本、演出、そして、初めて共演させていただける方々ばかりなので、本当に楽しみにしております。
■吉田鋼太郎(演出/クローディアス役)
ハムレットがあらゆる戯曲の最高峰、最高傑作と呼ばれる事が稀ではないようです。
彩の国シェイクスピア・シリーズの評価と人気を不動のものにした故蜷川幸雄氏も生涯でこの芝居を全9回に渡って演出しており、まさに人生を賭けて取り組み続けた戯曲でもあるようです。それだけ演出家達、俳優達を魅了して止まない高く美しい山のような存在であるのかも知れません。 今回いよいよその最高峰を目指す事になりました。
さて、どのルートからアプローチするのか?アプローチの仕方によっては遭難する危険も孕んでいるでしょう。かと言って、今更初心者向けのルートを選ぶ事はしたくない。幸い、今回は上級者用のルートを選ぶに相応しい心強いバディが集結しました。
だとすれば、迷う事なく最難関のルートを選択して、彼等と共に今まで見た事のない景色を見渡すことの出来る特別な頂きを目指そうと思っています。
この戯曲のテーマや構造、更には面白さ、完成度の高さについては沢山の人々、その無数の著述によって知る事が出来ます。ただ、今回ひとつだけ僕がしっかりと心に留めておきたい事があります。それは、この戯曲はシェイクスピアが彼の夭折した息子に捧げたものだったのではないかという事です。
息子の名前はハムネットでした。この想像は僕だけのものではないかも知れませんが、僕には想像ではなく、確信に思えて仕方ないのです。 シェイクスピアが、亡くなった息子の名前に酷似した名前をタイトルロールにした芝居。
大切に大切に、そして繊細にダイナミックに創って行きたいと思っています。
スタッフ |
作:W.シェイクスピア
翻訳:小田島雄志
演出・上演台本:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
美術:杉山 至
照明:原田 保
音響:井上正弘
衣裳:紅林美帆
ヘアメイク:大和田一美
音楽:武田圭司
フェンシング指導:和田武真
パントマイム:いいむろなおき
演出助手:井上尊晶
舞台監督:大垣敏朗
技術監督:福澤諭志