藤原竜也が、今度は歌舞伎界でのし上がる!
努力と才覚と不屈の精神で道を切り開いた
男の痛快出世物語!
当日券情報 |
全公演開演の1時間前よりキャナルシティ劇場のチケットボックスにて販売いたします。
※前売券は公演前日までインプレサリオON-LINEチケットにて販売しております。
【注意事項】
※当日券で販売するお席は追加席(サイドシート・補助席)のみの場合もございます。
※お支払いは現金のみで、クレジットカードはご利用いただけません。
※先着順となり、ご希望の方多数の場合はお並びいただいてもお買い求めいただけない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
追加座席発売決定! |
◆前方サイドシート(注釈付席)
料金:12,800円(税込)
※舞台近くのお席となりますが、一部見えにくい可能性のあるお席です。ご了承の上、お買い求めください。
キャスト |
中村仲蔵:藤原竜也
初代市川八百蔵/酒井新左衛門:市原隼人
中村伝蔵:浅香航大
志賀山お俊:尾上紫
中村伝九郎:廣田高志
七代目中村勘三郎/中村任三郎:植本純米
瀬川錦次:古河耕史
五代目市川團十郎ほか:深澤 嵐
蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生
金井三笑:今井朋彦
コン太夫:池田成志
市川團十郎:髙嶋政宏
原川浩明、木津誠之、稲葉俊一、丸川敬之、永澤洋、草彅智文
パーカッション:萱谷 亮一/奥田 真広
イントロダクション |
俺は、芝居がしたい。
歌舞伎役者でいたい。
歌舞伎が黄金期に向かう江戸時代中期、彗星の如く現われた破天荒な歌舞伎役者、初代・中村仲蔵(なかむらなかぞう)。梨園の血縁ではない彼は、四代目・市川團十郎に見出されて異例の出世を遂げ、一代で「名人仲蔵」と言われるまでの大スターになった。その波乱万丈の人生は、今でも落語や講談でも語り継がれる人気演目である。
この痛快無比の中村仲蔵の物語はドラマ化され、2022年度文化庁芸術祭テレビドラマ部門の大賞をはじめ、数多くのテレビ賞を受賞。その脚本・演出を務めた源孝志が、今回、新たな視点でオリジナルの舞台戯曲として書き下ろす。演出には2017年赤坂大歌舞伎にて新作歌舞伎の作・演出も務めた蓬莱竜太。中村仲蔵役を演じるのは日本を代表する演技派俳優の藤原竜也。
江戸歌舞伎界の表舞台と舞台裏。この両方を連続した人間ドラマとして描く意欲作。現代社会の閉塞感を突き破る、痛快なエンターテインメントに、ぜひご期待ください。
ストーリー |
時は江戸時代中期、舞台は歌舞伎の黄金期を迎えようとする芝居街・日本橋堺町。江戸三座と称される劇場や芝居茶屋がひしめくこの芸能の町に、一人の孤児が運命的に流れ着く。
中村座で唄方をつとめる男と、振り付けを教える女の夫婦に養子に貰われたこの孤児こそ、歌舞伎史上不世出の天才役者と呼ばれるようになる初代中村仲蔵(藤原竜也)である。養母の厳しい稽古で踊りの才能を開花させた仲蔵は、役者として舞台に立つ夢を膨らませるが、血筋がものをいう歌舞伎界の高い壁が立ちはだかる。しかし芝居に取り憑かれた若者は、無謀にも最下層の大部屋役者から成り上がる下剋上の道を選んだ。歌舞伎界の頂点を巡って裏切りや策謀が渦巻く舞台裏の抗争に巻き込まれつつも、ひたすら芸の道を疾走する仲蔵。しかし彼を待っていたのは苛烈な“楽屋なぶり”だった。
公演概要 |
公演日程 |
2024年3月22日(金)13:00
2024年3月23日(土)12:30/17:30 2024年3月24日(日)12:30 |
上演時間 |
1幕70分/休憩20分/2幕80分(計2時間50分)予定 |
会場 |
キャナルシティ劇場 (福岡市博多区住吉1-2-1キャナルシティ博多4F) |
料金 |
S席 12,800円 A席 9,800円 サイドシート(注釈付席)12,800円 ※全席指定・税込 ※未就学児入場不可 ※感染症対策にご協力ください。 ※やむを得ない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。 ※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。ご了承のうえ、お申込みください。 |
発売日 |
◆インプレサリオON-LINE最速先行 2023年11月4日(土)12:00~ <先着順・座席指定可> ◆一般発売日 2023年12月2日(土)10:00~ |
プレイ ガイド |
チケットぴあ(Pコード:522-564) ローソンチケット(Lコード:82591) CNプレイガイド 0570-08-9999(10:00~18:00) |
主催 | 九州朝日放送/インプレサリオ |
企画制作 |
ホリプロ |
お問合せ |
インプレサリオ Mail:info@impresario-ent.co.jp TEL:092-600-9238(平日11:00〜18:00) |
出演者コメント |
■藤原竜也
これまで数々の役を演じてきましたが、まさか歌舞伎役者を真正面から演じる日が来るとは想像していませんでした。
「中村仲蔵」は、二年前に出演させていただいたドラマでは、六代目中村勘九郎さんが演じていて、僕はその仲蔵に事あるごとに発破をかける「謎の侍」役を演じました。歌舞伎役者として行き詰まった仲蔵に役づくりのヒントを与えるような場面の撮影では、歌舞伎らしい姿勢や所作の見せ方を勘九郎さんに教えてもらい、歌舞伎役者の皆さんは本当にすごいものだなと改めて感心していました。今回の舞台では自分がそれを先頭きってやっていくということで、身の引き締まる思いと同時に非常に楽しみにしています。
脚本を手掛ける源孝志さんとは、映像でご一緒したことはありますが、舞台は初めてです。実在した歌舞伎役者の物語を、史実をベースに想像力と遊び心を加えて書き下ろしてくださると思うと、いまからとても楽しみですし演じられることは本当に光栄です。
演出の蓬莱竜太さんとは、舞台でご一緒するのは今回で三度目です。人間の表と裏の奥深い心理を描きだすのが非常に巧みな方なので、しっかりと身を委ねて、中村仲蔵として生きて、最後はきっちり出世していこうと思います。(笑)
観に来てくださった皆さんを江戸の歌舞伎の世界にお連れできるよう、仲蔵の不屈の精神で喰らいついていきたいです。
スタッフ |
脚本:源 孝志
演出:蓬莱竜太
脚本・演出コメント |
■脚本:源 孝志
一昨年前、この伝説に満ちた中村仲蔵という役者のドラマを作るにあたり、泣けてくるほど膨大な資料を読み込んだ。それこそ全部描けば大河ドラマになるほどのエピソードが、この天才役者の54年の人生にぎっしり詰まっている。悩んだ末、陽の当る階段を駆け登る仲蔵にスポットライトを当て、影の部分を思い切って捨てた。その結果、痛快無比な成功譚にすることができたのだが…… あの、捨ててしまった仲蔵の「影」がもったいなくて仕方ない。テレビでは出来なかったそれを、舞台の脚本にふんだんに盛り込めば…… フフフフ
中村勘九郎がドラマで演じた仲蔵が「陽」なら、藤原竜也が舞台で演じる仲蔵は「陰」。
徒手空拳で成り上がるダークな仲蔵に、是非ザワザワしていただきたい。
<源 孝志プロフィール>
立命館大学卒 脚本家、演出家。映画やドラマの他、海外ドキュメントも数多く手がける。主な作品に「世紀を刻んだ歌 ヘイ・ジュード」(放送文化基金賞本賞)、「遺恨あり明治十三年 最期の仇討」(放送文化基金賞本賞)、「京都人の密かな愉しみ」(ATP賞グランプリ)、「スローな武士にしてくれ」(ギャラクシー賞フロンティア賞)、「令和元年版 怪談 牡丹燈籠」(芸術祭優秀賞)、「忠臣蔵狂詩曲№5 中村仲蔵出世階段」(芸術祭大賞)など。2019年、芸術選奨・放送部門で文部科学大臣賞を受賞。主な著作に『グレースの履歴』、『私だけのアイリス』がある。
■演出:蓬莱竜太
歌舞伎界のパイオニアであった中村仲蔵を、同じく演劇界のパイオニアである藤原竜也が演じるという巡り合わせに胸が躍ります。
先頭で切り開いていく者にしか見えない、わからない景色というものがきっとあって、この両者にはそういう独特な孤独の匂いを感じます。
作を担当される源孝志さんはそんな人間の匂いや機微を物語に昇華させる名手ですので、この掛け合わせも見所の一つではないでしょうか。
この「中村仲蔵」を「演劇」にするという挑戦を「演出」させてもらえる喜びを感じております。
これほどの題材ですので、きっと稽古が始まったら大変なんだろうなと思いつつ、今はそのわくわくだけを存分に味わっておこうと思っております。
<蓬莱竜太プロフィール>
1999年に劇団モダンスイマーズの旗揚げに参加。以降、全公演の作・演出を務める。『ビューティフルワールド』(19 劇団公演)において第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。他、『まほろば』(09 栗山民也演出)で第53回岸田國士戯曲賞、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(16 栗山民也演出)で第20回鶴屋南北戯曲賞、『消えていくなら朝』(18 宮田慶子演出)で第6回ハヤカワ悲劇喜劇賞と数多くの演劇賞を受賞。映像作品での評価も高く、源孝志演出のドラマ「平成細雪」(18 NHKBSプレミアム)では脚本を担当した。近年の主な作品に、【舞台】赤坂大歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』(作・演出17)、『渦が森団地の眠れない子たち』(作・演出19)、『首切り王子と愚かな女』(作・演出 21)、『広島ジャンゴ2022』(作・演出 22)、【映画】「劇場」(脚本 20)など。